国語力がつく読書案内『十四歳日和』水野瑠見

おすすめ学年：読書が好きな小学４年生〜大人

今回ご紹介するのは、水野瑠見さんの『十四歳日和』という作品です。

まるで自分のことみたい！ドキドキ・ワクワクの14歳お悩みアルバム！

主人公は、同じクラスにいる4人の中学2年生。みんな、すごく身近なことで悩んだり、笑ったり、涙を流したりします。

🌟 グループでの居場所、本当にこれでいいの？ 「いけてるグループ」に入れたけど、なんだか本当の自分を出せない葉子（ようこ）。昔からの大切な友達との間でゆれる気持ち、みんなも経験あるんじゃないかな？「本当の友達って何だろう？」って考えさせられます。

🏊 恋のせいで、大好きなものに力が出せない!? 水泳が得意な男の子、たけるは、幼なじみの芙美（ふみ）のようすがヘンでイライラ！どうやら先生に恋をしているらしいんだけど、そのせいで大好きな水泳までおかしくなってきて……。たけるのドキドキとイライラに、思わず夢中になってしまいます！

🎤 突然チャンスが！でも、本当にやりたいこと？ 軽い気持ちで受けたオーディションに受かっちゃった律（りつ）。急に周りの目が変わって、新しい世界が見え始める！でも、これは本当に私が望んでいたことなの？「夢」って何だろう、って考えてしまいます。

💯 あの人に、どうしても勝ちたい！ 勉強も頑張っているし、みんなとも仲良しの大地（だいち）。でも、クラスでいつも1位の「謎のライバル」に勝てない！悔しい気持ち、わかるわかる！ライバルとぶつかり合いながら、大地が最後に気づくこととは……？

これら4つのお話は、みんなつながっているんだ。他のお話の主人公が、ひょっこり出てきたりするから、それを探すのも楽しいですよ！

中学入試でもよく出題される作品です。海城中学校・洗足学園中学校・学習院女子中等科・富士見中学校などで出題されました。

最近新しく読んだ作品、あらためて読み直した作品を紹介しています。

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📚 国語の成績もアップする読書の魔法

問題を解き終わったら、ぜひ図書館や書店へ行ってみましょう。あなたが読解問題で出会った作品の元の本を探してみてください。

読書は、あなたの「言葉の力」を鍛える最高のトレーニングです。

1. 知らない言葉に出会うから、語彙が増える。

   
   

2. 複雑な状況を読み解くから、論理的な思考力が磨かれる。

   
   

3. たくさんの感情を知るから、人の気持ちを深く想像できるようになる。

物語の続きを夢中で読んでいるうちに、いつの間にかあなたの国語の成績も上がっているはずです。読解問題で出会った素晴らしい作品たちを、ぜひ「友達」にして、一生モノの読書の楽しさを見つけてくださいね！