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国語力がつく読書案内『地の音』小檜山博|高松市国語・算数・数学塾 クローネ学園

  • 執筆者の写真: クローネ学園
    クローネ学園
  • 3 日前
  • 読了時間: 1分

更新日:1 日前

国語力がつく読書案内『地の音』小檜山博|高松市国語・算数・数学塾 クローネ学園

おすすめ学年:小学5年生〜大人


 今回ご紹介するのは、小檜山博(こひやまはく)さんの『地の音』という作品です。麻布中学の入試で出題されたことがあります。


 作者の自伝的小説です。主人公は、北海道の山間で農業で生計を立てている家族の末っ子。暮らしはとても貧しいのですが、工業高校に進学させてもらいます。寮生活の様子、家が貧しいことへの悔しさ、異性への関心などが、とても鮮明に描かれています。温暖な気候の香川県とは違って、厳しい寒さでの生活も印象的です。映画を見るように読み進められます。


 どうにかして子どもに高校生活を送らせてあげたい強く熱い気持ちとは逆に、上手に表現できない木訥とした父親。また、主人公も父親の気持ちをしっかり受け止めながら、親に対する気恥ずかしさのため、素直に気持ちを表せません。そんな親子関係の描写は、もどかしくも感動します。


 最近新しく読んだ作品、あらためて読み直した作品を紹介しています。


 こちらは、幼稚園 小学生 中学生 高校生 浪人生が学べる高松市国語・算数・数学塾クローネ学園です。

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