国語力がつく読書案内『ひきこもれ』吉本隆明
- クローネ学園

- 10月24日
- 読了時間: 2分
更新日:11月5日

おすすめ学年:小学5年生〜大人
今回ご紹介するのは、吉本隆明さんの『ひきこもれ』という作品です。
✨ みんなとちがっても大丈夫!「ひみつの時間」はきみの力になる!
この本は「ひきこもり」って悪いことなの?と真剣に考えた本です。
✨ ひとりでいる時間って、すごく大事なんだ
学校に行くのがイヤだな、友だちと話すのが苦手だな、と感じたことはありますか? 世の中は「みんなで仲良く!」「どんどん外に出よう!」と言ってくるけれど、著者は言います。「ひとりでいる時間」は、全然悪いことじゃない!
自分だけの気持ちや本当にやりたいことをじっくり考える時間。これが「ひきこもり」の時間。ゲームやマンガ、何かをつくることに夢中になって、誰にも邪魔されない時間を過ごすことは、将来、きみが何かを成し遂げるためにすごく大事な力(技術や知識)を身につけることにつながります。
✨ 友だちと「ちがう」ところを大事にしよう
「みんなと一緒じゃないとダメ」って言われると、息苦しいですよね。著者は、「みんなと少しちがうところ」、つまり「へんくつ」な部分こそが、きみだけの個性であり、きみの生き方をつくる大切なものだと教えてくれます。
この本は、もしきみが今、ひとりの時間を大切にしていたり、学校や社会のルールに「なんか変だな」と感じていたりするなら、「その感覚は正しいよ」「自分を信じて、しっかり考えてごらん」と、そっと背中を押してくれる。
自分の内側を深く掘り下げて、自分自身と向き合う。その時間を持つことは、すごくかっこいいことです。この本を読んで、自分の「ひみつの時間」を大切にしてください。
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📚 国語の成績もアップする読書の魔法
問題を解き終わったら、ぜひ図書館や書店へ行ってみましょう。あなたが読解問題で出会った作品の元の本を探してみてください。
読書は、あなたの「言葉の力」を鍛える最高のトレーニングです。
知らない言葉に出会うから、語彙が増える。
複雑な状況を読み解くから、論理的な思考力が磨かれる。
たくさんの感情を知るから、人の気持ちを深く想像できるようになる。
物語の続きを夢中で読んでいるうちに、いつの間にかあなたの国語の成績も上がっているはずです。読解問題で出会った素晴らしい作品たちを、ぜひ「友達」にして、一生モノの読書の楽しさを見つけてくださいね!



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